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休職中でもクレジットカードは作れる?審査の仕組みと通過のコツを徹底解説

休職中でもクレジットカードは作れる?審査の仕組みと通過のコツを徹底解説

病気療養や育児、介護などで一時的に仕事を離れている「休職中」の方でも、クレジットカードを作ることは可能です。この記事では、審査の仕組みや通過のポイント、注意点、代替手段まで初心者にもわかりやすく解説します。

休職中の定義と審査への影響

「休職中」とは、会社に籍はあるものの、一定期間勤務を停止している状態です。退職とは異なり、雇用契約は継続しているため、将来的な復職の可能性があります。

クレジットカードの審査では、以下のような項目がチェックされます:

  • 勤務先の有無と安定性
  • 年収
  • 勤続年数
  • 信用情報(過去の返済履歴など)
  • 他社借入状況

休職中の場合、「勤務先あり」「収入減少またはなし」「勤続年数は継続中」という特殊な状態になるため、カード会社によっては「無職」とみなされることもあります。

審査に通るためのポイント

休職中でも審査通過の可能性を高めるためには、以下の点を意識しましょう。

① 信用情報に傷がないか確認

CICやJICCなどの信用情報機関で自分の情報を開示し、延滞や滞納がないか確認しましょう。

② 収入源がある場合は正直に申告

傷病手当金、失業保険、年金、家賃収入などがある場合は「安定した収入」として評価されることがあります。

③ キャッシング枠はゼロで申し込む

キャッシング枠を希望すると審査が厳しくなります。まずはショッピング枠のみで申し込みましょう。

④ 限度額は低めに設定

初回は5万円〜10万円程度で申し込むと通過率が上がります。

⑤ 職業欄の記入方法に注意

「会社員(休職中)」など、現在の状況を正確に記載しましょう。虚偽の申告は信用情報に傷がつく可能性があります。

休職中におすすめのクレジットカード

審査基準が比較的柔軟で、収入要件が厳しくないカードを選ぶのがポイントです。

  • 楽天カード:流通系で審査が比較的緩やか。年会費無料でポイント還元率も高い。
  • エポスカード:収入の記載が不要。即日発行も可能でマルイ店舗利用に強い。
  • イオンカードセレクト:主婦や学生でも申し込みやすく、イオン系列での買い物に便利。
  • セゾンパール・アメックス:デジタルカードが最短5分で発行可能。QUICPay利用で高還元。
  • デポジット型カード:保証金を預けることで発行されるカード。信用情報に不安がある方にもおすすめ。

すでにカードを持っている場合の注意点

① カード会社への報告義務

勤務先や収入に変更があった場合は、カード会社に報告する義務があります。

② 返済遅延は絶対に避ける

収入が減っている場合でも、支払いは必ず期日内に行いましょう。

③ 更新時の審査に備える

クレジットカードは定期的に更新されます。過去の利用履歴が良好であれば、更新される可能性は高いです。

クレジットカード以外の選択肢

どうしても審査に通らない場合は、以下の代替手段も検討しましょう。

  • デビットカード:銀行口座の残高から即時引き落とし。審査不要でネットショッピングにも対応。
  • プリペイドカード:事前チャージ式。クレジットカードと同様に使える場面も多く、審査不要。
  • 家族カード:親や配偶者が本会員となり、家族として追加発行されるカード。収入がなくても利用可能。

まとめ

休職中でもクレジットカードを作ることは可能ですが、審査に通るためには「信用情報」「収入の申告」「申込内容の工夫」が重要です。無理のない範囲で申し込み、返済能力を証明できるよう準備しましょう。
また、すでにカードを持っている場合でも、勤務先や収入の変更は報告することが大切です。将来的なトラブルを避けるためにも、誠実な対応を心がけましょう。
クレジットカードは便利なツールですが、使い方次第で信用を築くことも、失うこともあります。休職中という状況を理解したうえで、賢く活用していきましょう。

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