学生が親権者の同意なしにクレジットカードを作る方法
学生さんの場合、高額な専門書や教科書の購入、サークル活動での飲み会の費用や合宿費用、日頃のスマホやインターネットの代金やインターネットサービスの課金などクレジットカードを利用したい、ポイントを貯めてお得な生活をしたい場面って多々ありますよね。基本的には、クレジットカードは高校生を除く18歳以上であれば申込みが可能です。(※留学専用などで高校生でも発行可能なクレジットカードもあります。)
いざ学生がクレジットカードの申込みをしようとすると気になるのが「親権者の同意」の項目。今回はこの親権者の同意について徹底解説します!
学生であっても20歳以上になっていれば「親権者の同意」は不要
大学生や専門学校生など、定職に就いていない学生であっても20歳以上であれば申込時の親権者の同意は不要です。これはクレジットカードに限った話ではありませんが、日本においては成人(20歳)をもって自己責任にて契約が成立するためです。
したがって親権者の同意なくご自分の信用のみでクレジットカードに申込みができますので、年会費無料やポイント還元率などお気に入りのクレジットカードを見つけて申込みされることをお薦めします。
三井住友VISAアミティエカード(学生)のように学生向きのお得なカードもあるので要チェック!
未成年者は親権者の同意は必須
では、未成年者はどうでしょうか?
未成年者がクレジットカードを申し込む際の「親権者の同意」は必須になります。そもそも「親権者の同意」を必要とする背景ですが民法の第5条(未成年者の法律行為)の中に「法定代理人の同意を得ずにした行為については、取り消すことできる」旨の記述があるためです。つまり、未成年者の法律行為は親権者の同意なしには法律行為が安定しないため、クレジットカードの申込み時に親権者の同意を求めるようにしているのです。
クレジットカード会社によりますが、実際に連絡先に確認で電話があると思っておいた方が宜しいでしょう。
親権者の同意を偽造するのは絶対にやめましょう!
「どうしても親にクレジットカードを作ることがバレるのが嫌だ」「親に相談したら反対された」など親権者の同意が得られないケースもあると思います。そこで安易な発想で知人・友人の連絡先を親権者の連絡先欄に記入して、口裏を合わせてクレジットカード会社から連絡がきた時は親のフリをすればバレないだろうと思いがちですが、くれぐれもそのような行為はやめましょう。
悪意をもって偽造した場合は法律違反であることはもちろんのことですが、仮に裁判等にならなかったとしても信用機関のブラックリストに載る可能性が高く、成人したあとでもクレジットカードを作ることが出来ないことにもなりかねないので絶対に止めましょう。