60歳以上(シニア世代)のクレジットカード、定年でクレジットカードについて見直してみよう
2017/08/22
今まで現金派だったけれども60歳の定年退職を機にクレジットカードの一枚でも作ってみようかな?そんなことってありますよね。
今回は、定年前後となる60歳以上(シニア世代)のクレジットカードについて説明していきたいと思います。
クレジットカードの昔話
クレジットカードは昔、高齢者の方の発行は難しいと言われていました。
その理由は大きく分けて2点ほどあり、最初に社会人のクレジットカードの発行前提である「継続的、かつ安定した収入」という点で難しいと判断されてしまうところによります。
2番目に、予想される利用期間がどうしても20代、30代の社会人と比べて短くなってしまうことも理由として挙げられます。これは顧客生涯価値と呼ばれるものですが、利用期間が短いということはクレジットカード会社に利益をもたらす期間が短いのと等しいため、あまり積極的に発行をしなかったようです。
しかし、これらは昔話ということで、高齢化社会が進んだ現在では年齢による制限を設けてはいないカード会社も多いようです。
「一億総活躍社会」と政府が掲げる時代、そもそも60歳以上で高齢者と呼ぶ時代ではないとわたしは思いますけど、皆さんはどう思いますか?
年金は安定した収入として認められる?
さて、60歳以上で定年退職後の主な収入は年金になると思います。年金には基礎年金・厚生年金・障害年金とありますが、これらの年金は安定した収入として認められるようになってきています。
クレジットカードの申し込み時の年収欄には年金の年間支給額を記入するようにしましょう。もちろん家賃収入のような他の収入がある方はそれらも加えて記入することをお忘れなく。
高齢者のクレジットカード利用のリスク
高齢者の方を狙った悪質な犯罪として振込詐欺や電子ギフト券詐欺などがあります。一見するとクレジットカードとは無関係のように思われますが、クレジットカード番号を不正利用するものや、電子ギフト券をクレジットカードで購入させて、搾取するというものが発生しているようなので注意しましょう。
また高齢者に限ったことではありませんがカードの紛失なのどリスクとして挙げられます。
家族カードという選択肢も
前述のリスクを考えると「クレジットカードを申し込むのが不安になってきた」でも「クレジットカードがあると便利でお得」と悩まれているようであれば、ご家族がいらっしゃる場合はご家族の家族カードを持つという選択肢もあります。
基本的にはクレジットカードの家族カードの場合、家族に対しての審査はありません。
60歳以上(シニア世代)でクレジットカードを申し込むなら
60歳以上になって初めてクレジットカードを申し込むのなら、普段使うような百貨店やスーパーなどの小売店のハウスカードも良いでしょう。
また、三井住友VISAカードは公式ページに60歳以上にクレジットカードについて記載があるので安心です。
また、シニア層になったというメリットを活かして男性65歳、女性60歳以上でないと入会できないクレジットカード「大人の休日倶楽部ジパング」(JR東日本)もありますので、ぜひご検討してみてください。
ジパング倶楽部の公式ページはこちら
すでにクレジットカードをお持ちの方は見直しをしてみましょう
ここまでは、60歳(定年)になってからクレジットカードを作る話をしてきましたが、逆にすでにクレジットカードをお持ちの方は見直しををおすすめ致します。
特に今までの生活の中で何枚もクレジットカードを保持している方は、本当に使っているカードと、そうではないカードがあるはずです。持っているカードが年会費無料のカードばかりだから大丈夫と思っても、紛失のリスクなどがありますので、使用していないカードがある場合は早めに解約の手続きをとることをおすすめします。
但し、さきほども述べましたが60歳を超えてから新たにクレジットカードを発行するのは今まで以上に審査が厳しい可能性があるので、持っているカードの中から1~2枚は残しておくように致しましょう。
「複数持っていないと限度額などの心配があって…」という方は、限度額に余裕のあるゴールドカードやプラチナカードを一枚、お財布に入れておくだけで安心とステータスが得られるので良いでしょう。
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